胃カメラ検査とは

胃カメラ(胃内視鏡検査)は、細いカメラが付いたチューブを口から挿入し、食道・胃・十二指腸を直接観察する検査です。

食道や胃の内壁を詳細に確認することができ、病変の早期発見に非常に有効です。

また、必要に応じて、病変部分の組織を採取して検査(生検)することも可能です。


こんな症状の方へおすすめの検査です

次のような症状がある場合、胃カメラ(胃内視鏡検査)を受けることをおすすめします。

  • 胸やけや食後の吐き気が続いている
  • 胃の痛みや不快感がある
  • 体重の急激な減少や食欲不振がある
  • 黒い便や血便が見られる
  • 食事の通りが悪い、飲み込みにくい
  • 逆流性食道炎や胃潰瘍の疑いがある
  • 健康診断で胃に異常が見つかった

これらの症状がある場合、胃や食道の状態を確認するために、ぜひ胃カメラを 受けましょう。

当院の胃カメラ検査の特徴

当院では、患者様に安心して胃カメラ(胃内視鏡検査)を受けていただけるよう、負担の少ない検査を提供しています。以下の4つの特徴により、より安心で信頼性の高い検査を実現しています。

特徴1 内視鏡専門医である女性院長が胃カメラ検査を担当
内視鏡専門医である女性院長が専門的な知識と豊富な経験を活かし、丁寧な対応を心がけております。 胃カメラ(胃内視鏡検査)が初めての方でも安心して受けていただけるように対話しながら進めていきます。
特徴2 経路を選んで、負担の少ない胃カメラ検査!
痛みや不快感を軽減するため、患者様に合った検査方法をお選びいただけます。 ①経鼻内視鏡:口からの挿入に比べて、吐き気や不快感を感じにくいので楽に検査が受けられます。 ②経口内視鏡:経鼻検査に比べるとスコープが太いため、明るいライトで鮮明な画像で確認できます。
特徴3 「オリンパス社の内視鏡システム」を導入
当院では、オリンパス社の内視鏡システムを使用しています。 このシステムは、鮮明で高解像度の画像を映しだし、病変を早期に発見できる性能を持っています。 また、内視鏡が非常に細く柔軟なため、検査中の不快感を軽減しつつ、正確な診断を可能にしています。
特徴4 胃カメラの洗浄には、オゾン水内視鏡自動洗浄器を使用
感染対策を徹底するために、オゾン水内視鏡自動洗浄器を使用して内視鏡を徹底的に洗浄しています。 オゾン水は非常に高い殺菌力を持ち、患者様に安心して検査を受けていただけるよう、衛生管理を徹底しています。毎回の検査後に機器を清潔に保つことで、感染リスクを最小限に抑えています。

胃カメラ検査でわかる病気

胃カメラ(胃内視鏡検査)では、次のような病気や異常を早期に発見することができます。

これらの病気は、症状が出る前の段階で発見することが可能なため、定期的な検査で健康管理をしていきましょう。

逆流性食道炎

胃酸が食道に逆流して、炎症を引き起こす状態です。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃や十二指腸の粘膜が傷つき、炎症や痛みを伴う病気です。

胃がん・食道がん

早期がんを発見できるため、定期的な検査が必要です。

ポリープ

胃や食道にできる良性の腫瘍で、一部にがんを伴うことがあります。

胃炎・萎縮性胃炎

ピロリ菌感染などによる胃粘膜の炎症や萎縮状態を診断します。

これらの病気は、症状が出る前の段階で発見することが可能なため、定期的な検査で健康管理をしていきましょう。


胃カメラ検査の流れ

① 検査予約
胃カメラ検査は事前に予約が必要です。希望される日時を医師とご相談ください。
② 検査当日
前日の21時以降は食事をしないでください。 水は検査前まで飲むことができますが、他の飲食物はお控えください。
③ 麻酔の実施
口から行う場合は、不快感を軽減するために、のどにスプレー麻酔を行います。 鼻から行う場合は、鼻にも麻酔をし、痛みも少なく検査ができます。
④ 検査の実施
口や鼻から細い内視鏡を挿入し、食道、胃、十二指腸を観察します。検査自体は5分~10分程度で終了します。
⑤ 検査後の説明
検査終了後、結果はその場で医師から説明いたします。 生検を行った場合は、2週間程度で結果を説明いたします。
⑥ 検査後の移動や食事
検査後は、通常どおりお帰りいただけます。 また、鼻から検査した場合は検査後30分、口からの場合は1時間、生検した場合は2時間程度は飲食を控えてください。水分を飲んでむせなければ、軽い食事から始めていただけます。

胃カメラ検査の費用

胃カメラ(胃内視鏡検査)は、健康保険が適用されます。

費用は、検査の内容や追加の処置(生検など)によって異なりますが、目安として以下の通りです。

検査前に詳しい費用について説明いたしますので、ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

自己負担3割の場合3,500円〜7,000円程度